共同生活の難しさ

共同生活は楽しさもたくさんありますが、やはり難しさもたくさんあります。全く知らない同士の共同生活というと、シェアハウスなどが代表的です。全く知らない同士だからこそ、厳しい取り決めがあり、ルールが作られています。そしてルールを破ったら、住むことが続けられなくなるという入居時厳しい契約が必要です。しかしこのような厳しいルールこそ、知らない同士の人が楽しく住む秘訣になります。

しかし友達や恋人との共同生活では、そのルールがはっきり作れないことがほとんどです。深い人間関係の共同生活ほど、お互いに我慢の積み重ねが続き、結局関係が破綻し共同生活も終わってしまうという結果が多いとも言われています。

私たちは自宅こそ、自分の一番素の部分が出せるところではないでしょうか。生活する場所でも、人に気を遣うのは疲れてしまいます。やはり自分のリラックスできる場所は家なのです。しかしそこで素を出すことが、お互いのトラブルの原因となってしまうのです。このようなことが起こらないためには、どんなに親しくてもルールを作ることが大切なのです。しかしルールを作っても実際にはなかなか守られないことも、親しい関係ならではのことかも知れません。

共同生活から得るもの

共同生活というと、はやりのシェアハウスからゲストハウス、ルームシェア、同棲、同居、高齢者住宅、障害者住宅など、2人~多人数の人が同じ家の中で生活することを言います。シェアハウスのように自分のプライベートルームがあって、共有部分があるというのとは違い、夫婦のように生活をともにする同棲なども共同生活です。いわゆる共同生活は他人と一緒に生活する総称とも言えます。

そんな共同生活から得られるものもたくさんあります。それは楽しいこと、良いことだけではありません。忍耐すること、人を尊重すること、許すこと、頼りにすること、頼られることなど、いろいろなことを勉強することであり自分を大きくしてくれます。しかしそこには悲しい別れがあったり、深い愛があったりと人間ドラマも同時に存在する場合もあるのです。特に同棲などは男女のカップルが一緒に生活する共同生活で、結婚をしていないカップルでも一緒に住むことで、結婚と同じような生活をすることになります。それによって究極の人間関係の勉強をすることも。お互いに好きだった同士が、同棲することで好きでなくなってしまうという、辛い経験をすることもあります。

また親友と一緒に共同生活をした場合も、お互いに深い友情があっても、いざ一緒に毎日生活をすると我慢の連続だったりすることも。やはり親しい人との共同生活ほど、人間関係の良い勉強ができるかもしれません。関係が深いほどきちんとした決まりもなく、プライベートもないことが駄目になる理由かもしれません。まったくの他人なら部屋に鍵をつけたり、いろいろな約束ごともきっちり決められます。それをしない深い関係の人との共同生活の方が難しく、いろいろな経験や反省が得られるのかもしれません。